世界に幸せの旋律を。~君と私が綴る物語~
『命を左右する事。』
これだけはどんな魔法でも叶えることはできませんでした。
白の魔術師は考えに考え、一つの策を思いつきます。
元々は遺書用に使われる魔法...自分の体と命が消えた際、手に持っている直筆の文書に書かれている願いを実際化する魔法でした。
これなら枯れ果ててしまった国を何も無かった事に出来るでしょうし、消えた者や散ってしまった植物も...魔法の存在すらも無かった事に出来るでしょう。
しかし...もちろん、その魔法を使うという事は自分の身を投げるのと等しい事なのでした。
でも白色の魔道士は直ぐに筆を走らせました。
きっと黒色の魔道士が憎い気持ちで一杯だったのかもしれませんし、...ただ本当に国を救いたかっただけなのかもしれませんがね。
そこまでは私は分かりません、過去が消された今その真実を知っているのは彼自身だけですから。
これだけはどんな魔法でも叶えることはできませんでした。
白の魔術師は考えに考え、一つの策を思いつきます。
元々は遺書用に使われる魔法...自分の体と命が消えた際、手に持っている直筆の文書に書かれている願いを実際化する魔法でした。
これなら枯れ果ててしまった国を何も無かった事に出来るでしょうし、消えた者や散ってしまった植物も...魔法の存在すらも無かった事に出来るでしょう。
しかし...もちろん、その魔法を使うという事は自分の身を投げるのと等しい事なのでした。
でも白色の魔道士は直ぐに筆を走らせました。
きっと黒色の魔道士が憎い気持ちで一杯だったのかもしれませんし、...ただ本当に国を救いたかっただけなのかもしれませんがね。
そこまでは私は分かりません、過去が消された今その真実を知っているのは彼自身だけですから。