好きでいてもいいですか?
第1章
わからない想い
「翔~!今日の放課後アイス食べに行かない?」
もうすぐで夏休みになるというこの時期。
私は夏休みが来ることを何よりも待ち望んでいた。
そう。彼氏と一緒の夏休みを。
「おう。お前の奢りな」
ねぇ、あなたは違うの?
私と一緒の気持ちじゃないの?
好きって、たった一言でいいから言ってほしいよ。
そしたらこんなに不安になることなんてないのに……。