好きでいてもいいですか?
~おまけ~
体育祭の日に改めて想いが通じあった私たち。
それからというものの特に喧嘩をすることもなく、私と翔のお付き合いは順調だった。
……ハズ。
「萌愛ちゃーん!古典のノート写させてー」
昼休み、翔を誘ってお昼ご飯を食べようとしていた時。
悠真くんが私の席に来て、そう言ってきた。
教室をキョロキョロと見回してみたけど、翔は購買にでも行っているのか、いなかった。
翔が帰ってくるまでなら悠真くんとおしゃべりしててもいいよね。
そう思った私は素直に悠真くんに古典のノートを差し出した。
「はい、どーぞ。てか悠真くん、古典の授業中寝てたの~?」