好きでいてもいいですか?


その間にも萌愛はすたすたと歩いて行ってしまう。


このままじゃ、ふたりの雰囲気が悪いままバイトに行くことになる。


それは嫌だった。


俺は前に失敗してる分、もう萌愛を傷つけないって決めたんだ。


俺は慌てて追いかけて萌愛の手をぎゅっと握った。


「萌愛、ごめん。言いすぎた」


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