好きでいてもいいですか?
「それ着てろよ。萌愛ちゃんの色気のない下着が丸見えだから」
悠真くんはクスクス笑いながら私に言った。
悠真くんの気持ちは嬉しい。
でも、一言余分だよっ!
「……ありがとう。でも、色気のないってのは余分だから」
ほんとは“こんなのいらない!”って突き返したかったけど、さすがに自分の置かれた状況を考えると、素直に受け取るのが1番だと思った。
私は悠真くんに貸してもらったジャージに袖を通した。
「あっつい……」