好きでいてもいいですか?


「……萌愛ちゃん」



この声は……。


あの時から気まずくて話してなかった……


「悠真くん……」


まさか悠真くんの方から話しかけてきてくれるとは思ってなかったから少しだけ驚いた。


「萌愛ちゃん、今日の髪型可愛いね。いつもと雰囲気が違って」


悠真くんは、何事もなかったかのように微笑みながら言った。


「そっ、そうかな……?変じゃない?」


ちょっと話すのをためらったけど、悠真くんがいつも通りに話しかけてきたから、私も前のように答える。


「変なわけねーよ。その姿翔に見せてこいよ。あー、てか。同じクラスなんだし、もう見たか」



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