普通なお嬢様の極秘恋愛
翔護との関係もバレて困ることもなく、安達君に無理矢理迫られることもなく。

平和で穏やかな、求めていたキラキラとした毎日。
わたしはそれを満喫している。

「そうだ!
ねぇ凛ちゃん、久しぶりにお泊まり会、しない?」

「え?」

放課後、帰り支度を整えながらお喋りをしていると、突然前の席の花歩ちゃんが思いついたようにそう言った。

そうだ、小学校中学校と、週末はよくお互いの家を行ったり来たりしていた。
高校生になってからは、ちょっとお互いバタバタしていてそれがなかったな、なんて思う。

今日は金曜日。
明日、明後日と休日だ。
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