普通なお嬢様の極秘恋愛
「う、ううん、大丈夫!
じゃあ、家に来る?」

わたしは思わず言ってしまった。

あまりにもしょげる2人を見ていられなかったし、お泊まり会に参加して良いと言ったのはわたしだし。

翔護のことはどうにか隠し通すことにして……。

とにかくわたしは、事情を知っている花歩ちゃん以外に、由美ちゃんと加奈子ちゃんを家に呼び込むことに決めた。

「あ、あの、引かないでね……?
家、お手伝いさんとかいるし、他の家と比べると大きめって言うか……。
じ、自慢してるわけじゃ、なくて……っ!」

わたしはそこまで2人に言って、俯いてしまった。
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