普通なお嬢様の極秘恋愛
「そうでしたね。

お嬢様を常にお守りするため、同じクラスに入ったのでした。
それで、代理も同じクラスから選ばれたのですね。

それにしても、クウラスメイトで他にいなかったんですかね?
マトモなのは。

さっき、田中さんが代理の話しを他の使用人としているのを偶然耳にして、慌てて来たから良かったものの。

よりにもよって、お嬢様にちょっかいを出そうとする危なっかしい安達君だとは」

「森下、おまっ……!」

カッとなって立ち上がりそうになる安達君の両肩を、翔護は掴んで座らせた。

弱いと思っていた翔護に、力で押さえ込まれた安達君は、悔しそうに舌打ちをした。
< 181 / 428 >

この作品をシェア

pagetop