普通なお嬢様の極秘恋愛
「森下君! 貴方もいたの?
いらっしゃい、お嬢様に風邪を移してはいけないわ。
休んで早く治さないと!」
「あ、いえ治りましたから。
週末もお嬢様の護衛は私が……」
立ち上がりながら、翔護は週末の護衛を申し出た。
安達君が嫌ってわけではないけど、出来れば翔護に傍にいてほしいな。
部屋を出ようと歩く、翔護の後ろ姿を見つめる。
「お前、さっき咳込んでたろ。
凛は俺に任せて休んでろって」
本当は風邪なんて引いてないし、咳込んでもいないんだけど。
安達君の一見優しいけど嘘のその一言で、田中さんが、ほら、治ってないじゃない、と腰に手を添えた。
いらっしゃい、お嬢様に風邪を移してはいけないわ。
休んで早く治さないと!」
「あ、いえ治りましたから。
週末もお嬢様の護衛は私が……」
立ち上がりながら、翔護は週末の護衛を申し出た。
安達君が嫌ってわけではないけど、出来れば翔護に傍にいてほしいな。
部屋を出ようと歩く、翔護の後ろ姿を見つめる。
「お前、さっき咳込んでたろ。
凛は俺に任せて休んでろって」
本当は風邪なんて引いてないし、咳込んでもいないんだけど。
安達君の一見優しいけど嘘のその一言で、田中さんが、ほら、治ってないじゃない、と腰に手を添えた。