普通なお嬢様の極秘恋愛
「さ、そろそろ帰りましょう、上間さん。
いつまでも野犬に付き合ってはいられません」

「お前、本当にムカつく!」

翔護は安達君の声を無視して、カバンを手に立ち上がった。
わたしも立ち上がって、翔護の後に続く。

「じゃあみんな、後で連絡するね。
また明日、楽しみにしてるからね」

わたしは手を振って教室を後にした。

「凛ちゃん森下君、また明日ねっ!」
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