普通なお嬢様の極秘恋愛
「じゃ、行こうよ!
可愛い水着売ってるお店、何件かリサーチしてきたんだっ」

花歩ちゃんが言いながら、携帯を取り出してその画面をみんなに見せた。

「あ、可愛い!」

「ここ行きたいね!
あ、すぐ近くじゃん!
行こう行こう」

わたし達はぞろぞろと歩き出した。

可愛いお店に男子2人は入りづらそうにしていたけれど、二人で店外で待っているのも……。
と渋々着いてきた。

安達君は一度入ってしまえば割と平気だったようで堂々としていたけれど、翔護はやっぱりこういう雰囲気に慣れないのか、わたしの隣で終始気まづそうにしていた。

なんだかんだと楽しく買い物をして、お昼もみんなで食べて、気がつくと夕方。

楽しい時間は過ぎるのが早い。
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