普通なお嬢様の極秘恋愛
おりた駅は、無人駅。
のどかな田園風景が広がる、こじんまりした駅。
懐かしいな……。
「ここからは、バスなの。
えっと、次は30分後か……。
翔護、休憩してよっか」
バス停前のベンチに並んで座り、さっき小さな商店で買ったアイスを頬張る。
「凛、随分のんびりしたとこだね?」
「うん。良いでしょう?
わたしね、この風景好きなんだよね」
「そうだね、俺も好きだな」
「良いのぉ、好き好き言い合って。
若いって良いのぉ~」
声に振り向くと、バスを待っているのかいつの間にか後ろにいたおじいさんがニコニコと目を細めてこちらを見ていた。
風景が好きだって言う、会話の最初の部分は聞き逃しているらしい。
のどかな田園風景が広がる、こじんまりした駅。
懐かしいな……。
「ここからは、バスなの。
えっと、次は30分後か……。
翔護、休憩してよっか」
バス停前のベンチに並んで座り、さっき小さな商店で買ったアイスを頬張る。
「凛、随分のんびりしたとこだね?」
「うん。良いでしょう?
わたしね、この風景好きなんだよね」
「そうだね、俺も好きだな」
「良いのぉ、好き好き言い合って。
若いって良いのぉ~」
声に振り向くと、バスを待っているのかいつの間にか後ろにいたおじいさんがニコニコと目を細めてこちらを見ていた。
風景が好きだって言う、会話の最初の部分は聞き逃しているらしい。