普通なお嬢様の極秘恋愛
お父さんがお父様になってしまった。
お金を持って変わってしまった。

友達も先生も変わってしまった。
普通が良い、お嬢様なんて、嫌だ。

周囲は大人のお手伝いさんばっかりで、同級生の翔護が来てくれて嬉しい。
翔護ともっと、仲良くなりたい。

そう、色んな話しをした。

翔護は、静かに頷きながら聞いてくれて、

「凛……」

と、呼んでくれた。

わたしはそれが嬉しくて、つい、その時翔護に抱きついた。

「うん、うん……!
翔護、翔……護!
凛って、呼んで、お願い、もっと……。
敬語じゃなくて、普通に話そう……?
お願い……」
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