普通なお嬢様の極秘恋愛
「お嬢様、行ってらっしゃいませ!」
「はい、行ってきます」
わたしは、玄関から外門までずらりと並んでお見送りしてくれるお手伝いさん達に、手を振った。
わたしの斜め後ろには翔護。
翔護は、わたし専属のお手伝いさんだ。
今日から高校1年生。
翔護とわたしは、同じ高校、同じクラスに通う。
お手伝いさん兼、ボディーガードとして、常に一緒。
堂々と一緒にいれることは、嬉しい。
嬉しい半面、苦しい。
一緒にいれても、何も出来ないから。
普通のカップルみたいに手を繋いだり、デートしたり、したいのに出来ないから。
もどかしくって、時々泣きたくなる。
「はい、行ってきます」
わたしは、玄関から外門までずらりと並んでお見送りしてくれるお手伝いさん達に、手を振った。
わたしの斜め後ろには翔護。
翔護は、わたし専属のお手伝いさんだ。
今日から高校1年生。
翔護とわたしは、同じ高校、同じクラスに通う。
お手伝いさん兼、ボディーガードとして、常に一緒。
堂々と一緒にいれることは、嬉しい。
嬉しい半面、苦しい。
一緒にいれても、何も出来ないから。
普通のカップルみたいに手を繋いだり、デートしたり、したいのに出来ないから。
もどかしくって、時々泣きたくなる。