普通なお嬢様の極秘恋愛
言われて私たちは、お互いのお弁当を見合った。
食べる量が違うから、お弁当箱の大きさは違う。
ついでにデザインも。
けど、確かに中身は同じ。
だって、それはそうだ。
同じ料理人に作ってもらって、詰めて貰っているんだから。
「確かに……。
これで俺と凛の関係がバレたら、旦那様が大激怒で、離されちゃう。
それは避けないと……。
お弁当までは考えてなかった……」
う~ん、と、翔護がお箸を置いて腕を組んだ。
お屋敷だけじゃなくて、学校での周囲の目も、とことん気にしないと……。
と、眉間に皺を寄せながらうなっている。
「いいよ翔護、今は。後で一緒に考えよ?
お昼休みなくなっちゃう。
早く食べよ!」
「……そうだね、後で考えよう」
「わたしも一緒に考えるからね!」
隣の翔護は険しい表情を柔らげて、笑顔を向けてくれた。
目の前の花歩ちゃんも、うん、と強く頷く。
食べる量が違うから、お弁当箱の大きさは違う。
ついでにデザインも。
けど、確かに中身は同じ。
だって、それはそうだ。
同じ料理人に作ってもらって、詰めて貰っているんだから。
「確かに……。
これで俺と凛の関係がバレたら、旦那様が大激怒で、離されちゃう。
それは避けないと……。
お弁当までは考えてなかった……」
う~ん、と、翔護がお箸を置いて腕を組んだ。
お屋敷だけじゃなくて、学校での周囲の目も、とことん気にしないと……。
と、眉間に皺を寄せながらうなっている。
「いいよ翔護、今は。後で一緒に考えよ?
お昼休みなくなっちゃう。
早く食べよ!」
「……そうだね、後で考えよう」
「わたしも一緒に考えるからね!」
隣の翔護は険しい表情を柔らげて、笑顔を向けてくれた。
目の前の花歩ちゃんも、うん、と強く頷く。