また会いたくなっちゃったんだろ?
「白石さん、もし私がご飯屋さんで働いたら食べに来て下さいます?」
「行く!」
即答?なんか子供みたいな反応だ。
「え?この仕事辞めちゃうの?」
「まさか、夜だけ新しくお仕事してみようかなと思って。」
「そんなの身体壊しちゃうよ?」
「毎日って言う訳ではないんです。どうせいつも無駄に夜更かししてしまうから…」
「何時くらいまで起きてんの?」
「2時~3時なんてことも…」
「お肌に悪いよ?」
「ええ…そうですよね、でも。」
「ご飯屋さんって言うけど、厨房にいて顔なんて見れんの?」
「バーテン兼調理ですから、お話しも出来るかなって思ってるんですけどね。」
「飲み屋なの?まぁ俺は夜中腹減るから食べに行くことは行くだろうけど…そんなの許してもらえんの?」
「さぁ…大丈夫じゃないでしょうか。まだ本気で話してないんです。けど、白石さんがどうかなって知りたかったんです。」
先輩がちょっと心配そうに見ている。
「…堂々と会えるってことか。堂々とってのもおかしいけど。ま、無理しないでな。」
先輩にあつあつのお料理を…
て言うのと、
ちょっと副業で懐を温めたいのとで、前々から知り合いに誘われてたお店をふと思い出したんだった。
どうかな?