5男1女の兄妹の長い1日 これって禁断の恋?
璃side
俺とみぃーとは年も近いから小学校でも一緒の事が多かった。
『みぃー友達と遊ばないのか?』
『だってつまんないもん』
『どうして?』
『だってみんな璃お兄ちゃんの事ばかり聞くんだもん。璃兄ちゃんは美侑のお兄ちゃんだもん…そうだよね?美侑のお兄ちゃんだよね?』
『あぁそうだよみぃーだけのお兄ちゃんだよずぅーとみぃーのお兄ちゃんだよ』
それから今まで以上にみぃーは学校で俺の側に居た。
『璃兄ちゃんは格好いいからみんな羨ましいだって美侑も格好いい璃兄ちゃん大好きだよ』
俺は中学生になるとモデルの仕事をするようになった。
雑誌に俺が載るとみぃーは喜んでくれて俺の載ってる雑誌を集めてスクラップをしてくれていた。
それは今も作り続けているようだ。
今日は昔から可愛がってくれてる人からの仕事の依頼でCM撮影だった。
「璃、相手のモデルが遅れてるらしい」とマネージャーの井原さんが申し訳無さそうに言う。
「そぅ仕方ないね?ちょっと外の空気吸ってくる」
外に出るとビルの壁に体を預け缶コーヒーを飲む。
「何時になるのかな?…みぃーの誕生日プレゼントも買いに行かなきゃいけないんだけど…」
「璃!」
声がする方を見ると聡にぃとみぃーが居た。
「聡にぃ、みぃーどうして?」
「ちょっとドライブだよ、璃は仕事か?」
「あぁここの上で撮影、良かったらみぃーちょっと見て行かないか?」
みぃーは興味があるようで聡にぃと見学して行く事になった。
聡にぃが車を停めに行ってる間にメイクさんやスタイリストさんのお仕事をみぃーに見せていると、マネージャーの井原さんが困った顔をして側に寄って来た。
「璃、相手がまだ来ないんだ、多分ドタキャンらしい…」
「えーマジかよ…日にちの変更出来るの?」
「いや無理だな…」
そこに監督から声が掛かった。
「ねぇその子良いじゃんどこの子?」
みぃーの事かよ?
「監督この子はモデルじゃなくて素人の子なんで」
「へぇ素人の子なんだ?でも良い、良いじゃん!この子で行こう!」
「でも彼女は…」
「俺、この後も仕事入ってて時間が無いんだよね?」
チッまずいな…
「みぃー頼めるか?世話になってる人の仕事なんだ」
「でも私で出来るかな?」
みぃーは困ってるようだった。
そうだよな…
でも、この仕事は何とかやりたい。
それにみぃーと仕事が出来るなんて、最初で最後だろう…
「俺がリードするからみぃーはいつものままで良いよ」
「うん…分かった」
みぃーが引き受けてくれたので時間を貰いみぃーを連れて洋服を買いに店に入った。
みぃーに着せる服を他人のスタイリストが選んだ物など着せられない。
俺の選んだ服に着替えて貰うとみぃーにとても似合っていた。
俺のセンスもいいせんいってるじゃん!
撮影現場に戻ると聡にぃにみぃーを撮影に出てもらう事になった事を話すと怒られたけど聡にぃにも手伝って貰える事になって凄く助かった。
そして出来上がったみぃーはとても綺麗だった言葉に出来ないほど…
さすが聡にぃだ、女優から声が掛かるだけはある。
「……みぃー綺麗だよ」
監督の声で始まったけどみぃーは緊張している様で動きが硬すぎる。
素人のみぃーに泣いて走れって言っても無理だよなー
どうする?…
俺は考えみぃーを連れてメイクルームに二人っきりになって話をする事にした。
「みぃーがうちに来た時から好きだった。今は兄妹としてじゃなくて一人の女性としてみぃーを愛してる。でも、俺にはみぃーを幸せにする時間がないんだ…兄貴達にもまだ話していないけどあと数ヶ月の命って医者から言われてる…多分仕事もこれが最後だと思う…ゴメンなこんな事を今話す事じゃ無いよな…でも、みぃーとの思い出にしたい…愛してる世界中の誰よりも」
そしてみぃーに今までの様な挨拶のキスではなくて抑える事の出いない気持ちのままキスをした。
みぃーは俺の嘘を本気にしている様で涙を必死に堪えているようだ。
みぃーの手を引き撮影に戻り監督に直ぐに始めてもらう。
俺はみぃーに背を向け少し離れて振り返ると手を大きく広げみぃーに微笑。
みぃーおいで何処にも行かないずっと側に居るよ。
みぃーは堪えていた涙を流して走って俺の胸に飛び込んで来た。
監督のOK!!の声が掛かっても俺からみぃーは離れなかった。
みぃーは小さな声で「璃兄さん死なないで…お願い死なないで…」と泣いて居た。
「みぃーごめん、数ヶ月の命って言うのは嘘なんだ…撮影の為に嘘をついたごめんな」
みぃーに怒られると思っていたが嘘と聞いてもみぃーは怒る事なく涙を流して嘘を喜んでくれた。
みぃーを本当に愛してる誰よりも…
『みぃー友達と遊ばないのか?』
『だってつまんないもん』
『どうして?』
『だってみんな璃お兄ちゃんの事ばかり聞くんだもん。璃兄ちゃんは美侑のお兄ちゃんだもん…そうだよね?美侑のお兄ちゃんだよね?』
『あぁそうだよみぃーだけのお兄ちゃんだよずぅーとみぃーのお兄ちゃんだよ』
それから今まで以上にみぃーは学校で俺の側に居た。
『璃兄ちゃんは格好いいからみんな羨ましいだって美侑も格好いい璃兄ちゃん大好きだよ』
俺は中学生になるとモデルの仕事をするようになった。
雑誌に俺が載るとみぃーは喜んでくれて俺の載ってる雑誌を集めてスクラップをしてくれていた。
それは今も作り続けているようだ。
今日は昔から可愛がってくれてる人からの仕事の依頼でCM撮影だった。
「璃、相手のモデルが遅れてるらしい」とマネージャーの井原さんが申し訳無さそうに言う。
「そぅ仕方ないね?ちょっと外の空気吸ってくる」
外に出るとビルの壁に体を預け缶コーヒーを飲む。
「何時になるのかな?…みぃーの誕生日プレゼントも買いに行かなきゃいけないんだけど…」
「璃!」
声がする方を見ると聡にぃとみぃーが居た。
「聡にぃ、みぃーどうして?」
「ちょっとドライブだよ、璃は仕事か?」
「あぁここの上で撮影、良かったらみぃーちょっと見て行かないか?」
みぃーは興味があるようで聡にぃと見学して行く事になった。
聡にぃが車を停めに行ってる間にメイクさんやスタイリストさんのお仕事をみぃーに見せていると、マネージャーの井原さんが困った顔をして側に寄って来た。
「璃、相手がまだ来ないんだ、多分ドタキャンらしい…」
「えーマジかよ…日にちの変更出来るの?」
「いや無理だな…」
そこに監督から声が掛かった。
「ねぇその子良いじゃんどこの子?」
みぃーの事かよ?
「監督この子はモデルじゃなくて素人の子なんで」
「へぇ素人の子なんだ?でも良い、良いじゃん!この子で行こう!」
「でも彼女は…」
「俺、この後も仕事入ってて時間が無いんだよね?」
チッまずいな…
「みぃー頼めるか?世話になってる人の仕事なんだ」
「でも私で出来るかな?」
みぃーは困ってるようだった。
そうだよな…
でも、この仕事は何とかやりたい。
それにみぃーと仕事が出来るなんて、最初で最後だろう…
「俺がリードするからみぃーはいつものままで良いよ」
「うん…分かった」
みぃーが引き受けてくれたので時間を貰いみぃーを連れて洋服を買いに店に入った。
みぃーに着せる服を他人のスタイリストが選んだ物など着せられない。
俺の選んだ服に着替えて貰うとみぃーにとても似合っていた。
俺のセンスもいいせんいってるじゃん!
撮影現場に戻ると聡にぃにみぃーを撮影に出てもらう事になった事を話すと怒られたけど聡にぃにも手伝って貰える事になって凄く助かった。
そして出来上がったみぃーはとても綺麗だった言葉に出来ないほど…
さすが聡にぃだ、女優から声が掛かるだけはある。
「……みぃー綺麗だよ」
監督の声で始まったけどみぃーは緊張している様で動きが硬すぎる。
素人のみぃーに泣いて走れって言っても無理だよなー
どうする?…
俺は考えみぃーを連れてメイクルームに二人っきりになって話をする事にした。
「みぃーがうちに来た時から好きだった。今は兄妹としてじゃなくて一人の女性としてみぃーを愛してる。でも、俺にはみぃーを幸せにする時間がないんだ…兄貴達にもまだ話していないけどあと数ヶ月の命って医者から言われてる…多分仕事もこれが最後だと思う…ゴメンなこんな事を今話す事じゃ無いよな…でも、みぃーとの思い出にしたい…愛してる世界中の誰よりも」
そしてみぃーに今までの様な挨拶のキスではなくて抑える事の出いない気持ちのままキスをした。
みぃーは俺の嘘を本気にしている様で涙を必死に堪えているようだ。
みぃーの手を引き撮影に戻り監督に直ぐに始めてもらう。
俺はみぃーに背を向け少し離れて振り返ると手を大きく広げみぃーに微笑。
みぃーおいで何処にも行かないずっと側に居るよ。
みぃーは堪えていた涙を流して走って俺の胸に飛び込んで来た。
監督のOK!!の声が掛かっても俺からみぃーは離れなかった。
みぃーは小さな声で「璃兄さん死なないで…お願い死なないで…」と泣いて居た。
「みぃーごめん、数ヶ月の命って言うのは嘘なんだ…撮影の為に嘘をついたごめんな」
みぃーに怒られると思っていたが嘘と聞いてもみぃーは怒る事なく涙を流して嘘を喜んでくれた。
みぃーを本当に愛してる誰よりも…