Fight~はじめて恋した君への告白~
恋ごごろの加速
次の日の朝______
クラスのバスケ部の男子に聞いた。
「ね、ねぇ、橘俊介くんって、知ってたりする?」
「は、橘俊介?
ああ。あいつねー。知ってる。てかなんで?」
「い、いや。ちょっとね?…………でどんな人なの?」
「ふーん?ま、いいけど。橘俊介は、確かめっちゃ上手いって有名だと思う………。
あ、あと、女子に人気らしいとか?」
「…………そうなんだ。ありがとう。」
「なに?気になってる的な?」
「はい?!なにいってんの?そんなわけないじゃん。」
「あっやしー?」
「もういい。じゃ。」
気づかれる前にその場を離れた。
なにさ、あいつ。いちいちうるさいっつーの!
けど、俊介くんのこと聞けたのはよかった。
やっぱり有名なんだ。
でも、女の子に人気なのはいやだな………。
……かっこいいもん。当たり前だよね…………。
___
ねぇ俊介。
私ね。うちの学校で、俊介のこときくと、
すっっごいうれしいの。
ああ、みんな知ってるんだなぁって。
俊介はそんなこと知らないでしょ?
女の子にモテるのも、ホントは少しヤキモチ
妬いてたんだよ。
最初俊介は、バスケにしか目がないって感じで女の子とか、恋愛に興味ないのかなって思ってたんだ。
けど、違ったね。
そういうことじゃなかったんだね。