涙の恋


久しぶりに話したいな。

帰りのHRの前、

「りゅう「流星。」

私の声とかぶった、可愛くて凛とした声。

流星くんは嬉しそうにその方を見た。

「はい、これ先生が。」

「おー、ありがと。」

と笑いあう夏樹と、流星くん。

視界がぼやけて、涙がこぼれた。

私は急いで机に突っ伏した。

ズキズキ痛む胸。

胸の制服をぎゅっと握りしめた。


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