桜の季節
†Story 02†
――――――――――

――――ぁの時からぁたしは

人を信じなくなった...

いや、正確には

信じることが出来なくなった、

というのかも知れない...

でも...

もういいの。

これでいいの...

人を信じることが出来るようになりたい、

なんていまは思ってないから...




「傘...今日も持ってきてないや...」




過去を思いながら

ぁたしは桜の咲く

雨の道を歩いて帰った...

ぁの日と同じ桜と雨...

景色はなにも変わっていなかったけど

ぁたしだけは...

変わっていた...













< 10 / 52 >

この作品をシェア

pagetop