桜の季節

現実*光*迷い

―――――目が覚めたときは

もう朝日が差し込んでいた...

窓から見える景色は

昨日の雨の影なんて少しもない

まぶしい朝だった...

あたしは...

泣いていた...

夢の中でもずっと泣いていた...

でも...もう弱い自分ではいられないから

学校だって休めないし

もちろん過去に悔いがあることなんて

誰にも言えない...言わない...

「ひっどい目...」

急いで目のはれを冷やし

学校へ向かった...
< 14 / 52 >

この作品をシェア

pagetop