桜の季節
次の日、椿クンはいつもとおなじように

学校にきた。

たぶん、きっと。

少なくともあたしにはそう見えた。

だからあたしも、

いつもと同じように

学校にいた。

いつもと同じように

適当に授業きいて

話しかけてくる人も適当に流して

屋上に行って...

......椿クンに話しかけられて....

本当に、いつもとかわらない。

少しも、

かわらなかったはず...





< 20 / 52 >

この作品をシェア

pagetop