恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
今日は何を言われるか?と身構えたけど、藤枝室長の前だからか、松田は普通…というか、好青年だ。
『俺は感じの良い営業だ』
なるほど。表の顔か…
「松田くん、佐伯ちゃんは、K大出身なんだ。君の7年後輩だな」
7年…てことは、29歳?
見えない。
サラサラ黒髪をアシメに流した前髪の男をぼんやり見つめる。
松田…あんた若く見えるよ。
ねえ…と藤枝室長に呼ばれる。
「本社で選考の時さ、松田くんを受付け担当にしたんだけど、良かったでしょ?」
『俺は感じの良い営業だ』
なるほど。表の顔か…
「松田くん、佐伯ちゃんは、K大出身なんだ。君の7年後輩だな」
7年…てことは、29歳?
見えない。
サラサラ黒髪をアシメに流した前髪の男をぼんやり見つめる。
松田…あんた若く見えるよ。
ねえ…と藤枝室長に呼ばれる。
「本社で選考の時さ、松田くんを受付け担当にしたんだけど、良かったでしょ?」