恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
「はーい。今行きまー・・・」

くらぁ〜

あっ…貧血だ…

日陰に入った途端、目の前がサーッと血の気が引き、思わずしゃがみこむ。

松田さんにもらったアクエリ○スを頬に充てる。





「おい…立てるか?早く室内に戻った方がいい」

立ち上がれない私は、下を向いたまま。

「ったく…世話のかかるお嬢さんだ」

次の瞬間に、身体がふわりと軽くなる。

へっ?抱きかかえられてる?

微かに汗の香り…

「やっ…お、おろして…

もう少ししたら…歩ける…」

アワアワともがく。

「足を動かすな。パンツ見えるぞ」

「……」

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