恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
・・・・・

「……っ、ここ…どこ?」

むくっ…

気がつくと、ベッドで寝ていた。

頭が少し痛いけど、なんか…すごくよく寝た!て感じの目覚めの良さだ。

コンコン…

控え目なノックの音…

「はい…」

「佐伯さん、気分はどう?」

パーテーションの向こうから現れたのは、三奈さんだ。

「三奈さん…途中で抜けてしまって…すみません」

「疲れが溜まってるのよ。今日はこのまま帰っていいわよ。藤枝室長の了承済み」



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