初恋研究部!
「っ!?」
ぱっと後ろを振り向くとさっきまで見ていた人物が立っていた
「み、三橋君!……なんでしょうか?」
思わず声が震える
きれいに整った顔は全く表情が浮かんでいない
教室で見る笑顔とのギャップが怖い。
どうしよう…
怖すぎて腰が抜けそう
「…お前さ」
低い声で話し始める三橋君
緊張がピークに達した
「失礼します!さよなら!」
もとからコミュ力が低い私
あっという間に限界なんて突破。
こんな緊張した状態で話せるわけがない!
私は全力疾走でそこから逃げ出した