想い想われ
6
――悠里side
私、だめだ。
いつも思ってないこと言って傷つけて…
最低だ。
あの時だって…
どうしてだろう、本当はわかってたのに…
なのに、なんであんなことに…
私が何か言ってれば…
変わったのかな。
大智「尾崎…。」
悠里「…なに?」
大智「俺が全部悪かった…。」
どういういみ、一体なにが?
急に話しかけたと思ったら悪かった?
倉本は何も悪くないのに…
私のちっぽけな性格、きが小さい性格のせいで…
視界がどんどんもやもやしていく…
大智「え、ごめん…
だから、泣かないで…くれ……。」
悠里「…ごめん。
本当は浮気してたこと知ってたの…。
だけど何もいえなくて…」
そう、あの時知っていたのだ
でも、どうしても親友を悪く見れなかった。
倉本ごめんね…
そして…大好きでした……
言えるわけもない気持ち、でもいいや
今あなたと喋ってるだけで充分だったから…
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