幽霊探偵
「ママー。あの人何してるの?」
「しーっ!かなちゃん。近づいちゃダメ!」
と親子がやりとりしている向こうにブランコに座ってブツブツ言っている麻希がいた。
「何やっているんだ?あの人。」
と苦笑いしながら潤が言う。他の面々も同じ反応をしている。
「一応、迎えに行ったんだよ。そしたら部屋の済みで布団にくるまってガタガタ震えてたところを発見して引きずってここまで連れて来た。ここに着いたらずっとブランコに座ってガタガタ震えてたよ?」
と肇が言った。やってること誘拐だよなと潤が思っていると、麻希がこちらに近づいてきた。手足が一緒に出ている。
「ヤァ。ミンナコンバンハ。」
と来日したての外国人みたいな発音で言った。
「あはは。麻希めっちゃびびってるやん。なんならここで待っとく?」
と肇が笑いながら言うと、麻希の目がキラキラと輝いて
「良いの!」
と言った。しかし、
「でも、この公園も出るんだよね。さっき、麻希が座ってたブランコ。あれ、夜な夜な勝手に揺れるらしいよ? 」
と肇が言い終わるのと同時にバコッと凄い音が響いた。
「あっ!」と思った頃には、肇は伸びており麻希は正拳付きを撃ち終わった体制になっていた。
「何やってるんだか。」
と樹里が呆れたように言った。
「しーっ!かなちゃん。近づいちゃダメ!」
と親子がやりとりしている向こうにブランコに座ってブツブツ言っている麻希がいた。
「何やっているんだ?あの人。」
と苦笑いしながら潤が言う。他の面々も同じ反応をしている。
「一応、迎えに行ったんだよ。そしたら部屋の済みで布団にくるまってガタガタ震えてたところを発見して引きずってここまで連れて来た。ここに着いたらずっとブランコに座ってガタガタ震えてたよ?」
と肇が言った。やってること誘拐だよなと潤が思っていると、麻希がこちらに近づいてきた。手足が一緒に出ている。
「ヤァ。ミンナコンバンハ。」
と来日したての外国人みたいな発音で言った。
「あはは。麻希めっちゃびびってるやん。なんならここで待っとく?」
と肇が笑いながら言うと、麻希の目がキラキラと輝いて
「良いの!」
と言った。しかし、
「でも、この公園も出るんだよね。さっき、麻希が座ってたブランコ。あれ、夜な夜な勝手に揺れるらしいよ? 」
と肇が言い終わるのと同時にバコッと凄い音が響いた。
「あっ!」と思った頃には、肇は伸びており麻希は正拳付きを撃ち終わった体制になっていた。
「何やってるんだか。」
と樹里が呆れたように言った。