二度目の恋
家に帰ると
いつものように遥輝がいた
リビングで、テレビゲームをしていた
友達とみんなで狩りに行くゲームだそうだ
『ただいま』
「おかえりー、もっと遅くなるのかと思ってた!佳奈さん達、明日お店に来るから、その相談かと思ったんだー」
画面を見ながら話す遥輝
いつの間にか、こんなに成長して
一輝と変わらない背中
画面に夢中の遥輝の背中に
私は寄りかかった
「……どうしたの?疲れた?」
今まで気がつかなかったけど
声も……似てるな
『……遥輝、……紹介したい人がいる』
遥輝は何も言わない
『……遥輝の事を彼氏だと思ってるの。だから、ちゃんと私の息子だと紹介したい』
そういうと、やっと口を開いてくれた
「……その人に、あなたの子供ですって言えばいいんじゃないの?」
その言葉に驚いて遥輝の背中から離れた