二度目の恋



『素敵なお母さんだね。』



本当にそう思えた
だって、私の母親は……
私よりお金をとったんだから。



私達は一輝のお母さんに挨拶をしホスピタルを出た



車に揺られながら
私は会社で一度だけ話す機会があった
三木田社長の事を思い出した

使い終わった会議室の片付けをしていた時、誰かが入ってきた


『忘れ物ですか?』


そう尋ねた相手が三木田社長だった
いつも周りにいる役員さんたちはおらず
三木田社長一人で

少しだけ、いてもいいか、と言う


どうぞ、と言って私は片付けを再開した



「派遣社員か、」
「結婚してるのか?」
「彼はいるのか?」


片付けをしている私に、何故か色々質問を投げつけてきて
初めはやんわり逃げた答えをしていたけど、三木田社長がしっかり私を見て質問してくるから、私も真面目に答えてしまった
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