二度目の恋


「ふっ……変な声。これで朝までゆっくり眠れそうだ」



私を抱きしめて寝ようとする一輝


『か、一輝!ダメっ。服がシワになっちゃう。何か服、貸して!?』



んー?と言いながら
一輝は全く動こうとしない


『か、一輝?ちょっと……ちょっ』



一輝は私の着ていた服を器用に脱がしにかかった



俺が裸なのに、美奈だけ服着てるの
絶対変だと言い出す始末


なら、一輝も何か着てよっと言ったけど
その返事はキスを返されてしまった




「毎日、美奈と一緒に寝たい」



ある意味、プロポーズだろう
けど、今の私は
まだその返事が出来なかった



私も……


そう心の中で返事をし
私はまた眠りについた。
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