二度目の恋
少し、身体を休めたい
明日も仕事だから、と
午前中のうちに一輝の部屋を出た
一輝が悪いわけじゃない
私の気持ちがついていかないんだ
ちゃんとしようと思ってる
それ以上に一輝の気持ちが上回る
それに応えたい私がいる
家に帰ると、遥輝はいなかった
既に出勤した後だろう
早く、早く
二人を合わせないと……
じゃないと、私がどうにかなりそうだった
けと、遥輝の前では母親でいたい
気分転換と考え
掃除に洗濯、いつも任せっきりのご飯支度に取り掛かった
今日は遥輝の好きな物を作ってあげよう
小さい頃から
ずっと好きな物は変わらない
それも、一輝の好きなものと一緒だった
あ、昨日、一輝に作ってあげればよかったと、少し後悔した。