二度目の恋
season7 触合
「やっぱり」
紙を見て遥輝の顔は
ニコッと笑い、一輝を見ている
「どうしますか?」
どうしますか?
の意味がわからず二人を見る
「決まってるだろう……が、その前に、どうしてこうなったのか、知りたい。俺が聞いた話と全く違う」
そう言って一輝は私を見た
……えっ?
何故、私を見るの?
訳がからず、遥輝を見ると
私に見ていた紙を見せてくれた
【DNA鑑定結果報告書】
まさか……、
まさか……
……100%という数字
遥輝を見ると
「ごめん、勝手にやったの」
にこっと笑っている
一輝を見れば、ムスッとしている
何も知らされていなかったんだ
「やっぱりさ、手に届く距離にいるなら、確かめたくなっちゃったんだよね。美奈ちゃんには悪いと思ったけど……俺には知る権利があるから」
遥輝の言葉……知る権利
遥輝はずっと隠しながら、
父親を求めていたんだと思った