天使の恋
恋愛(純愛)
0
そあた/著
- 作品番号
- 1277912
- 最終更新
- 2015/11/26
- 総文字数
- 1,001
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 99
- いいね数
- 0
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死ぬと人は天国に行くという。
いや、地獄。という選択しもあるだろう。しかし、大抵の人間は天国に行くものである。そして、僕は確か幼い頃白い羽をまとった天使を見ているのである。燃えるビルの中で僕は羽を生やした人型の光る塊をみていた。僕は忘れないだろう。人に寄っていき次々に何かを、そう。魂を抜き取っていく天使が、僕には悪魔にしか見えなかった。
1
僕は高校生になっていた。両親もぼくも火傷と軽い怪我でなんとか火事から助けられもう、10年くらいの月日が立っていた。
「おっはよー、くぅ!」
朝、僕に話しかけてくるのは幼馴染みの空野翼。
確か、幼稚園からの付き合いである。そこはあやふやである。セミロングの明るめの髪色。僕と慎重は同じ、家は近くの女子である。そして、無視である。
「スルー!?ちょっと、最近スルー多くない!?」
こいつを無視し出したのは今年当たりからである。
勉強もスポーツも何もかもだめなのに、モテるのだ。この女は。
そして告白されるたびに、「ごめんなさい!」それだけでケロッと帰ってくるので男子からは『氷の女王』。と呼ばれている。まったくどこかの『ありの~♪』とか歌う女王様だってのか。
なので、僕が他のやつから冷たい目で見られているのは言うまでもない。まさに氷の女王である。
さらに、同じ背丈なのも気にくわない!なので、無視である。隣で騒ぐな!うるさい!と思った僕はいつもの手を使うのである。
「な、つばさ。」
「え……なに!?」
翼が黙ってこっちを見る。
その瞬間、僕は足を踏み出し地面を蹴って飛び出したのである。
「……あっ、ちょっと!?」
空野翼。50メートル走タイム。15秒。6歳、小学1年生の女子平均タイムより4秒も遅い彼女は僕に追いつけはしないのだった。
「くぅー。くうやー」
後ろから泣き声のような叫び声が聞こえたが、僕は無視した。
2
天使とは、まさにそのようなことだろう。走る僕の目が鉄橋の手すりを使ってまるでさながら、お姫様見たいに降りてくる女子高生がいたのである。その美しい光景に目を止め、僕は立止まった。よく見ると彼女の制服は僕の学校のものだった。
『羽……?』
彼女が太陽の光に照らされて、そしてゆっくりと綺麗な長い黒髪を揺らして降りてくる景色の後ろに舞う、羽が見えた気がした。
それが彼女、日和凉芽との出会いだった。
死ぬと人は天国に行くという。
いや、地獄。という選択しもあるだろう。しかし、大抵の人間は天国に行くものである。そして、僕は確か幼い頃白い羽をまとった天使を見ているのである。燃えるビルの中で僕は羽を生やした人型の光る塊をみていた。僕は忘れないだろう。人に寄っていき次々に何かを、そう。魂を抜き取っていく天使が、僕には悪魔にしか見えなかった。
1
僕は高校生になっていた。両親もぼくも火傷と軽い怪我でなんとか火事から助けられもう、10年くらいの月日が立っていた。
「おっはよー、くぅ!」
朝、僕に話しかけてくるのは幼馴染みの空野翼。
確か、幼稚園からの付き合いである。そこはあやふやである。セミロングの明るめの髪色。僕と慎重は同じ、家は近くの女子である。そして、無視である。
「スルー!?ちょっと、最近スルー多くない!?」
こいつを無視し出したのは今年当たりからである。
勉強もスポーツも何もかもだめなのに、モテるのだ。この女は。
そして告白されるたびに、「ごめんなさい!」それだけでケロッと帰ってくるので男子からは『氷の女王』。と呼ばれている。まったくどこかの『ありの~♪』とか歌う女王様だってのか。
なので、僕が他のやつから冷たい目で見られているのは言うまでもない。まさに氷の女王である。
さらに、同じ背丈なのも気にくわない!なので、無視である。隣で騒ぐな!うるさい!と思った僕はいつもの手を使うのである。
「な、つばさ。」
「え……なに!?」
翼が黙ってこっちを見る。
その瞬間、僕は足を踏み出し地面を蹴って飛び出したのである。
「……あっ、ちょっと!?」
空野翼。50メートル走タイム。15秒。6歳、小学1年生の女子平均タイムより4秒も遅い彼女は僕に追いつけはしないのだった。
「くぅー。くうやー」
後ろから泣き声のような叫び声が聞こえたが、僕は無視した。
2
天使とは、まさにそのようなことだろう。走る僕の目が鉄橋の手すりを使ってまるでさながら、お姫様見たいに降りてくる女子高生がいたのである。その美しい光景に目を止め、僕は立止まった。よく見ると彼女の制服は僕の学校のものだった。
『羽……?』
彼女が太陽の光に照らされて、そしてゆっくりと綺麗な長い黒髪を揺らして降りてくる景色の後ろに舞う、羽が見えた気がした。
それが彼女、日和凉芽との出会いだった。
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