今でも君を愛しています







無意識に握っていた手を開き


空へ当ててみた


眩しい太陽が隙間から見えてくる


『…俺なにしてんだろう』


そんなことを思いながら


鞄の方へと目を写し


チャックを開けてあのノートを手に取った


開けることもせず暫くノートと眺めていた



でもノートを眺めてても何も始まらない


そう思い1度目を瞑り深呼吸をして目を開き


ノートの1ページ目を捲った





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