僕の(わたしの)生きる世界1[完]
直ぐに出来上がった魔方陣は、とても綺麗で安定していた。

総帝が描いた魔方陣を使用出来るなんて、全国民の夢だろうなぁ。

とステラは思った。

「ステラ 魔方陣の中心に立って?魔力を魔方陣に流すんだよ?呪文は魔方陣に組み込んだから、唱えなくても大丈夫!最上級の僕特性の魔方陣だからね?」

「ジェイク…。貴方ってホント凄いよね?」

「ステラの方が凄いじゃないか!」

ステラは、魔方陣に立つと魔力を少しずつ流し込む。

魔方陣がピンク色に光始めて、そこから様々な色を発生させた。

ステラは、光の中にいた。

すると目の前に、何か影が見えたから手を伸ばして掴んでみる。


そうして、光が収まると、ステラの手には七色に光る水晶が付いた、可愛い杖を手にしていた。

「杖?」

「ステラ!これはスッゴいレアな武器だよ!杖に魔力を流すと、少量の魔力でも増幅して攻撃出来るし、杖の柄の部分を見て?」

「あ…。剣?」

「うん 短剣にもなってる。この杖にはきっと他にも力があるはずだよ?」

「ありがとう! ジェイクの剣も召還した物なんだよね?」

「うん 僕なりに強化してみたら、剣が進化したんだよ。そうしたら、青い炎を纏うようになったよ」

ステラは、佐々木 海斗の時にやっていた、テレビゲームを思い出した。

リアルRPGだな。と、結論付いた。

ステラは、杖を使っていろいろな属性の魔法を出してみる。

杖を使ってみたことで、魔力のコントロールが分かりやすくなった。



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