僕の(わたしの)生きる世界1[完]
皆、それぞれ部屋に戻る。
ステラは、部屋で読書をしていた。
ジェイクが魔法の基礎である、魔方陣を描く為の、本を貸してくれたのだ。
ジェイクの魔方陣を見て思った。
出来るに越したことは無いと。
むしろ魔方陣が描けないと、知ったジェイクに驚かれ、笑われた事が一番大きかった。
魔方陣を描く事は、魔法の構造を知ることになる。
それが分かれば、応用が出来るからと。
ステラは、気がついたときには無意識に転移していたし、様々な事が出来た。
だから、コントロールが出来ていないと言われるのだ。
「ほぉ 基礎は大事ですね」
「えぇ そう思ったわ」
ステラは普通に答える。
部屋に現れたのは、当然ミハイルだった。
ステラもミハイルの訪問が日常になってきた。
ミハイルも、椅子に座り本を読み出した。
「て…。天使も本を読むんだね…。」
ステラは、ミハイルの側に寄り、ミハイルの手元を覗き込むと、ビックリした。
そこには、佐々木 海斗の時に使用していた、懐かしい文字と、絵が描かれていた。
「ミ、ミ、ミハイル!?これ!!漫画じゃない!月刊誌!!まだ連載してたんだぁ!?何で?どうしたの?」
思わずミハイルから奪うと、中を見て興奮した。
「神は気紛れですから…。たまに世界に降り立っては、こうして拾ってくるんです。特に佐々木 海斗の世界は、綺麗なのに棄てられる物が多いですから…。まぁ 最近は専らこの漫画とやらにはまってるようでして、こうして私の元にも回ってくるのですよ。」
ステラは目を輝かせて、中を読む。
ミハイルは、漫画を奪った。
「あ!」
「分かりました。そんなに読みたいのなら、今ステラが手にしていた、魔方陣の基礎本を覚えてからです。魔方陣が無くとも使用している魔法ばかりです。魔方陣の書き方、構成が分かれば後は同じです。と言う訳で休みの前にその本の中からテストをします。合格出来たらこの漫画はステラの物です。どうですか?」
「って、休みの前って明後日じゃない!分かった。やってやるわよ!」
そう言って、ステラは魔方陣の本に目を落とした。
6日で一週間
一週間が5週間で1ヶ月
1ヶ月が13ヶ月で一年の計算で回っている、この世界は基本、5日の後に一日のお休みがあるカレンダーとなっていて、その他に祝日もある。
ミハイルは、ステラが必至で覚えようとする、その様子を見て微笑む。
ステラは、その視線に気がつかなかった。
そして、夜も更けようとする頃にミハイルは帰って行った。
ミハイルは、あんなに喜ぶのなら、神に漫画とやらを、また譲り受けようと考えていた。
ステラは、部屋で読書をしていた。
ジェイクが魔法の基礎である、魔方陣を描く為の、本を貸してくれたのだ。
ジェイクの魔方陣を見て思った。
出来るに越したことは無いと。
むしろ魔方陣が描けないと、知ったジェイクに驚かれ、笑われた事が一番大きかった。
魔方陣を描く事は、魔法の構造を知ることになる。
それが分かれば、応用が出来るからと。
ステラは、気がついたときには無意識に転移していたし、様々な事が出来た。
だから、コントロールが出来ていないと言われるのだ。
「ほぉ 基礎は大事ですね」
「えぇ そう思ったわ」
ステラは普通に答える。
部屋に現れたのは、当然ミハイルだった。
ステラもミハイルの訪問が日常になってきた。
ミハイルも、椅子に座り本を読み出した。
「て…。天使も本を読むんだね…。」
ステラは、ミハイルの側に寄り、ミハイルの手元を覗き込むと、ビックリした。
そこには、佐々木 海斗の時に使用していた、懐かしい文字と、絵が描かれていた。
「ミ、ミ、ミハイル!?これ!!漫画じゃない!月刊誌!!まだ連載してたんだぁ!?何で?どうしたの?」
思わずミハイルから奪うと、中を見て興奮した。
「神は気紛れですから…。たまに世界に降り立っては、こうして拾ってくるんです。特に佐々木 海斗の世界は、綺麗なのに棄てられる物が多いですから…。まぁ 最近は専らこの漫画とやらにはまってるようでして、こうして私の元にも回ってくるのですよ。」
ステラは目を輝かせて、中を読む。
ミハイルは、漫画を奪った。
「あ!」
「分かりました。そんなに読みたいのなら、今ステラが手にしていた、魔方陣の基礎本を覚えてからです。魔方陣が無くとも使用している魔法ばかりです。魔方陣の書き方、構成が分かれば後は同じです。と言う訳で休みの前にその本の中からテストをします。合格出来たらこの漫画はステラの物です。どうですか?」
「って、休みの前って明後日じゃない!分かった。やってやるわよ!」
そう言って、ステラは魔方陣の本に目を落とした。
6日で一週間
一週間が5週間で1ヶ月
1ヶ月が13ヶ月で一年の計算で回っている、この世界は基本、5日の後に一日のお休みがあるカレンダーとなっていて、その他に祝日もある。
ミハイルは、ステラが必至で覚えようとする、その様子を見て微笑む。
ステラは、その視線に気がつかなかった。
そして、夜も更けようとする頃にミハイルは帰って行った。
ミハイルは、あんなに喜ぶのなら、神に漫画とやらを、また譲り受けようと考えていた。