僕の(わたしの)生きる世界1[完]
~マッカーニー領土~

今日は、モニカやルカの故郷であるマッカーニー領土からの依頼だった。

ライオンのような魔物が街の近くに出没すると言う。

Sランク 獅子蛇 魔力値 1230

尻尾が二本。
その尻尾が蛇のようになっていて、牙を剥いていた。

ライオンの頭は三つ。

脚には鋭い爪が付いている。

マッカーニーは、深い森が続く。
まるでジャングルのようだった。
そして、北に行くほど標高が高くなっていく。
そのジャングルの中には、キーリ領土やガーナレス城下町へと、流れ込む豊かな川が流れている。そしてその川に沿って、街がある。

ただし、その街に住む多くの人は、貴族と言った、上流階級であり。下流の者は、ジャングルの奥にひっそりと暮らしていた。

マッカーニー領土に初めて訪れたステラは、ショックを受けた。

「これが、マッカーニーだよ。領土の決まり事に対して何かを意見するような権限は、僕には無いからね…。それは、国王や領主が決めることだから。」

あまりにも下流階級の村の場合は、ギルドへの要請もされずに、魔物に襲われて無くなることも多いと言う。

だからジェイクは、ここマッカーニーとポッサム領土を重点的にパトロールをしていた。

「えぇ タケルやヘンリーは、それを変えようとしているのね…。わたしもキーリの名がある限り、領土同士の争いになるような事は、出来ないし…。こんな時には、前世の佐々木 海斗に戻れたらと思うわ…。」

「さぁ 取り合えず、退治しちゃおうか?」
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