僕の(わたしの)生きる世界1[完]
俺は、無表情に立つ天使にチラッと視線を送る。

この天使は男なのか?

「天の者に性別はない」

ミハイルと呼ばれた天使が呟く。

な!…。コイツにまで考えを読まれた!


「善と努力と真の心を忘れずに」


女神はそう言って、俺の額に人差し指を向けた。

俺の意識は、そこで途切れた。

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