僕の(わたしの)生きる世界１［完］

ユアンが、オフワンからの商人達に、噂を聞くによると、ステラは総帝様と何故か行動していて、その総帝様も正体を明かしたらしい。

国王から、新たな敵の出現の警戒をするようにと通達が来たこととは、関連はあるのだろうか？

父上に報告をしたが、父上は信用していないようだった。

ユアンは、自宅で雑務をこなしていた。

ふと、窓を見るとビックリした。

慌てて庭に出ると、そこには20人ほどの人々がいた。

「な、お前達は何だ！！」

「お兄様！」

そこには、薄いピンク色の髪の毛の紛れもない、ユアンの大事な妹ステラであった。

「ステラ！？これは…。」

「お父様はいらっしゃる？」

「書斎にいると思うけど…。」

それを聞くと、ステラはパティを呼び、大勢の人々に食事と着替えを用意することを伝える。

ユアンは、父であり領主であるカルロを呼ぶ。