僕の(わたしの)生きる世界1[完]
学年毎に寮が違う、一年生の寮に生徒会長が現れたのだ。
生徒は騒然とする。

「あら スカルさん。おはようございます。」

「あの…。朝のお食事中に申し訳ありません。ステラ様の噂を聞きまして…。」

言いにくそうにする、スカルを促すステラ。

「ステラ様が、総帝様と行動を共にしていると。」

「えぇ ホントよ?ここにいるジェイクが総帝様よ?」

さらっと答えたステラに、スカルはたじろいだ。

「初めまして。生徒会長。総帝のジェイクと申します。」

「ほ、本当の事だったんですね…。」

他の生徒も、食べる手が止まっていた。

タケルやヘンリーのファンクラブの生徒はジェイクが一般人だと思っていたから、散々言っていたのに、まさか総帝様だったとは思わなかったのだ。

「総帝様は、ポーロ様の…と言う噂は?」

「うん 僕の父上は、元陸帝のポーロですよ?」

誰が一般人って言ったんだ!

なんて悲鳴が上がっていた。

それを見たヘンリーが動いた。

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