僕の(わたしの)生きる世界1[完]
ステラとジェイクがマッカーニーに向かった頃。
総帝の訓練場では、帝の仕事が入ったと戻って行ったモアの後に、残されたモニカがいた。
そこと少し離れた場所には、珍しくヘンリーがいた。
モニカは、小さなつむじ風をいくつも出す。
つむじ風は、自由に走り回っては、消えていった。
「それは、コントロールが可能ですか?」
ヘンリーが唐突に、話しかけてきた。
「えぇ やったことが無いですが、出来ると思いますわよ?」
ヘンリーが、いくつかの砂の柱を作った。
「柱をその風で、壊す事は可能ですか?」
「分かりました。」
モニカは、風を起こしてつむじ風の進路を変えた。
そして、つむじ風は柱に当たると、砂の柱は吹き飛び、つむじ風は消えていった。
残った柱は、二本。
残ったつむじ風は一つ。
モニカは、風をつむじ風に送ると、強度が上がった。
風を送りつつ、風を吹かせるとつむじ風は二本の柱を壊していき、消えていった。
「モニカ。素晴らしい!」
ヘンリーが笑顔で褒めた。
「モニカ、こうして二人で話すのは初めてですね?」
「そ、そうかも知れませんね?」
そして、二人は休憩室へ向かう。
ヘンリーはモニカに飲み物を渡す。
モニカが好きな、紅茶だった。
「よ…///…よくお分かりになりましたわね?」
ヘンリーは、笑うと言った。
「その位の情報は、見ていれば分かります。」
「そ、そのような言葉は、軽々しく言ってはなりませんのよ?勘違いしてしまいますわ?」
「勘違い?ですか?」
「そうです。好意があると。」
ヘンリーは、笑った。
「私は、モニカの正直な所や一生懸命な所、良いと思っています。私は貴方を認めていると、言ったと思いますけど?」
モニカの顔が赤くなる。
モニカ自身、お嬢様として好意を寄せられたことは、何度かある。
しかし、マッカーニーの名での事であり、ここまでモニカ自身に好意を伝えてきたのは、ヘンリーが初めてだった。
そして、ヘンリーも何故、モニカにいつも目がいくのだろうと考えてきた。
マッカーニーを継ぐ立場に無いモニカが、マッカーニーを思う気持ち。
自分に、とても似ているからだろうか?
「私は、モニカを私の傍に置いておきたいと思っています。返事は、急ぎません。私の気持ちを伝えたまでのことです。」
ヘンリーは、そう言うと魔方陣より戻った。
ヘンリーは、自室に戻ると自身に赤面した。
しかし、後悔などしていない。
残されたモニカは、座ったままにいた。
そこにミハイルが転移して来た。
「モニカ、直ぐに来てください?ピーターさんが見つかりましたよ?」
モニカは、その言葉に驚いた。
直ぐにミハイルと共に転移した。
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
同じ時。
タケルは、学校で先生の手伝いを頼まれて、終わらせると総帝の訓練場へと移動した。
ヘンリーは、今日は居るだろうか?
訓練場で会ったときには、一緒に訓練を行い、最近では二人で連携を取る技を考えていた。
タケルは、休憩室から声が聞こえたので、近づいた。
ヘンリーとモニカのようだった。
タケルが声を掛けようとした時。
「私は、モニカを私の傍に置いておきたいと思っています。返事は…」
タケルは、思わず魔方陣へと戻り、部屋へと転移した。
「うわー!!ヘンリー。あいつ、アレ絶対告白だよな!?モニカが相手かよ!って…。なーんで俺が、隠れるように逃げなきゃ、あかんのだ!?」
初恋の経験すらないタケルは、何故か敗北を感じたのであった。
総帝の訓練場では、帝の仕事が入ったと戻って行ったモアの後に、残されたモニカがいた。
そこと少し離れた場所には、珍しくヘンリーがいた。
モニカは、小さなつむじ風をいくつも出す。
つむじ風は、自由に走り回っては、消えていった。
「それは、コントロールが可能ですか?」
ヘンリーが唐突に、話しかけてきた。
「えぇ やったことが無いですが、出来ると思いますわよ?」
ヘンリーが、いくつかの砂の柱を作った。
「柱をその風で、壊す事は可能ですか?」
「分かりました。」
モニカは、風を起こしてつむじ風の進路を変えた。
そして、つむじ風は柱に当たると、砂の柱は吹き飛び、つむじ風は消えていった。
残った柱は、二本。
残ったつむじ風は一つ。
モニカは、風をつむじ風に送ると、強度が上がった。
風を送りつつ、風を吹かせるとつむじ風は二本の柱を壊していき、消えていった。
「モニカ。素晴らしい!」
ヘンリーが笑顔で褒めた。
「モニカ、こうして二人で話すのは初めてですね?」
「そ、そうかも知れませんね?」
そして、二人は休憩室へ向かう。
ヘンリーはモニカに飲み物を渡す。
モニカが好きな、紅茶だった。
「よ…///…よくお分かりになりましたわね?」
ヘンリーは、笑うと言った。
「その位の情報は、見ていれば分かります。」
「そ、そのような言葉は、軽々しく言ってはなりませんのよ?勘違いしてしまいますわ?」
「勘違い?ですか?」
「そうです。好意があると。」
ヘンリーは、笑った。
「私は、モニカの正直な所や一生懸命な所、良いと思っています。私は貴方を認めていると、言ったと思いますけど?」
モニカの顔が赤くなる。
モニカ自身、お嬢様として好意を寄せられたことは、何度かある。
しかし、マッカーニーの名での事であり、ここまでモニカ自身に好意を伝えてきたのは、ヘンリーが初めてだった。
そして、ヘンリーも何故、モニカにいつも目がいくのだろうと考えてきた。
マッカーニーを継ぐ立場に無いモニカが、マッカーニーを思う気持ち。
自分に、とても似ているからだろうか?
「私は、モニカを私の傍に置いておきたいと思っています。返事は、急ぎません。私の気持ちを伝えたまでのことです。」
ヘンリーは、そう言うと魔方陣より戻った。
ヘンリーは、自室に戻ると自身に赤面した。
しかし、後悔などしていない。
残されたモニカは、座ったままにいた。
そこにミハイルが転移して来た。
「モニカ、直ぐに来てください?ピーターさんが見つかりましたよ?」
モニカは、その言葉に驚いた。
直ぐにミハイルと共に転移した。
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同じ時。
タケルは、学校で先生の手伝いを頼まれて、終わらせると総帝の訓練場へと移動した。
ヘンリーは、今日は居るだろうか?
訓練場で会ったときには、一緒に訓練を行い、最近では二人で連携を取る技を考えていた。
タケルは、休憩室から声が聞こえたので、近づいた。
ヘンリーとモニカのようだった。
タケルが声を掛けようとした時。
「私は、モニカを私の傍に置いておきたいと思っています。返事は…」
タケルは、思わず魔方陣へと戻り、部屋へと転移した。
「うわー!!ヘンリー。あいつ、アレ絶対告白だよな!?モニカが相手かよ!って…。なーんで俺が、隠れるように逃げなきゃ、あかんのだ!?」
初恋の経験すらないタケルは、何故か敗北を感じたのであった。