僕の(わたしの)生きる世界1[完]
第三章 開花1
~ガーナレス城~

やっとと言うべきか。
とうとうこの日がきた。

朝から多くの人々が、ガーナレス城に集まった。城に入れなかった者達は、城下町に溢れた。

魔法学園の、クラスメート達も特別に城へと招待された。

特別招待客や、関係者家族は別室に控えていた。

控え室には、ステラ、タケル、ルカ、モニカ、ヘンリー、ミハイル。

そして、ピーターの姿があった。

ピーターは、誰よりもミハイルを見ると、挨拶した。

「あの時は、ありがとうございました!あの親子も回復しまして。本当に助かりました!」

「そうですか。光属性の二人がきちんと、言いつけを守ったからですよ?」

ピーターは、気づいていた。
あの後も、ミハイルが度々訪れて治癒をかけてくれていたことに。

その後ピーターは、初めて会うタケルとルカに挨拶をする。

「新国王様、お初にお目にかかります。ピーター・マッカーニーと申します。」

「話しは聞いてる。そんな堅い感じじゃなく、気楽にしてくれよな?」

そんなタケルに、思わずモニカに助けを求めた。

「ピーターお兄さま?普通でよろしいのですわ?」

そこに、カルロとユアンがお祝いの挨拶に来た。その後ろには、母のアリシアの姿があった。

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