僕の(わたしの)生きる世界1[完]
ステラは眼下の、穴の空いた地面を土属性で修復する。

陸帝のジョーもいつの間にか、修復を手伝っていた。

「ジョーさん ありがとうございます。」

普段無口で、何を考えているのか分からないジョーの行動に驚いた。

「総帝様のお力は本物です。あなたは、戦いにおいて、ギルドの…ガーナレスのリーダーにふさわしい。」

そして、他の帝達も転移して来た。

「ステラ様!」

「ステラ様~!?すご~い!流石、ジェイク様が命じただけあるのね!?心配しちゃったけど、凄く上達したんですね?」

モアが、ステラを称えた。

「タケルの指示も的確であったしのぉ?」

爺がそう言うと、全員が頷いた。

ステラの元にタケルが来る。

「ステラ!お疲れ!そして、ありがとう!」

「ステラ様、タケル様!我々帝を始めとする、特殊部隊チーム及びギルドメンバーは、新しいリーダーを歓迎いたします!」

「おいおい。じゃあ、今まで歓迎してなかったのかよー?」

タケルが冗談で言うと、全員笑った。

「ジェイクとポーロの代わりが務まるのかしら~?って、心配していたのよ~?」

「ベルニカのは、母心みたいなもんだろ?」

「ちょっ!わたくしを年より扱いしないでちょ~だい!」

ベルニカとスコットの言い合いが始まった。

「それに、有能な執務長も認めていますよ?彼女からの通達書は、ギルドメンバーから、既に見やすいと評判なんです。」

ベルニカとスコットの言い合いを珍しく放置して、マイクが言った。

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