僕の(わたしの)生きる世界1[完]
そこに、ジェイクとポーロがやって来た。

「皆!」

「ジェイク!ポーロ!」

帝達がジェイク達に駆け寄った。

「皆、本当ごめんなさい。」

「ジェイクが助かっただけで充分じゃ。」

帝達とジェイク達の様子を見守っていたステラが、少し離れた場所にいるヘンリーやモニカ、ピーターやユアン、ルカを呼ぶと言った。

「敵は、また直ぐにでもやって来ます。各領土の結界の更なる強化をお願いします。」

「はい!」

全員が頷いた。

「ステラ。結界からの攻撃は見事でしたね?水と光と闇の融合で幻影を作るとは見事です。」

ミハイルが転移して来て言った言葉に、帝達は驚く。

「ステラ様は、3属性同時に出したのですか?」

「はい。わたしの前世の世界に、蜃気楼と言う自然現象があるのです。それを応用出来ないかと思ったのです。」

「先ほどの敵は4500弱。今後どんな敵が来るか分かりません。帝達も属性の融合の練習をした方が良いですね。ルカ?帝達に教えてあげなさい。今のあなたなら、可能です。モニカ?あなたの教えは上手い。ルカのサポートをお願いしますよ?」

「えぇぇえ!?私達が、帝様にお教えするのですか~!?おそれ多すぎですわよ!」

モニカの悲鳴が響き渡った。

「俺も一緒に参加するなら、気も楽だろ?」

タケルの言葉にジェイクとヘンリーも便乗した。

そして、ルカが頷いた。

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