僕の(わたしの)生きる世界1[完]
「ステラは、そろそろ召喚をしてみますか?」

「え?まだ、してなかったのかよー!?」

ユアンが思わず叫んだ。
そんな兄に、ステラは頷いた。

「お兄様は、召喚は成功しているのよね?」

「ま、まぁな…。一応、魔力値1100位あるし?」

「えぇ!?お兄様、そんなにあったの?」

「ステラに言われても、微妙なんだけど…。」

皆が笑った。

「すげ~な…。俺なんて980だぞ…。」

と呟くピーターに、それでも充分さ!と皆のフォローが入った。

「モア様は、俺と同年代だし帝様達は皆、俺より上だから落ち着きます…。」

そのピーターに、ベルニカが真っ先に突っ込みを入れた。

「それは、何が言いたいのかしら?ピーター?」

「うんうん!ピーターとは、魔法学園でクラスメートだったよね~!?」

と、モアがピーターに言った。

そうこうしていると、ルカが言った。

「パーティの準備が。」

国民や城の皆が、敵が倒れたと知り準備を継続していたようだった。

皆は、集まってくれたのに、儀式に参列出来なかった民のために、急遽パレードを行い、その後にパーティを行った。

その宴は、夜遅くまで盛況に終わった。

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