僕の(わたしの)生きる世界１［完］

「…ﾌｯ…。」

反応に一瞬困ったステラに、ジェイクが笑った。

「そんなに、困った顔をしないで？僕は、僕を孤独から救ってくれた君を…。僕が君を守りたいと思ってた。でも、今の僕では守れない…。それが悔しい。」


「ジェイク…。あなたは、充分守ってくれた。これからは、わたしが守る。あなたも、ガーナレスも。そして、世界も。」

「うん　君は、僕が任命した総帝だ。そして、僕が初めて愛した人だから、大丈夫。君は、強くなった。そう、強くなったんだね。」

「ありがとう。気持ちには、応えられないけど、わたしはジェイクの事。友人としてスキよ。」

「スキ？」

「えぇ　佐々木　海斗の国の言葉よ。」


「なるほど。ステラ？この世界に無い言葉は、他にもあるの？」

そして、二人は笑顔で優しい時間を過ごした。