僕の(わたしの)生きる世界1[完]
「いつも、頑張っているステラに、ご褒美です。こういうのは、嫌いでしたか?」

「ううん ありがとう!とっても可愛い!それに、佐々木 海斗の知識から、地球の…。あの世界の姿を勝手に思い浮かべていた。ガーナレスは…。ううん。この世界には、宇宙は無いのかしら?」

ミハイルは、ステラの疑問に無言でシャボン玉のような膜を指差した。

シャボン玉のような膜は、七色に輝いて不規則な模様を描いていた。

まさか…。

あの向こうに?

確かに、あの向こうには何があるのか。

「ステラは、疑問に思いませんか?」

「何を?」

「ガーナレス国しか無いことに。」

ミハイルに言われてみて、思った。

真ん中にガーナレス城があり、その周りに城下町があり、更にその周囲に、4つの領土がある。

しかし、領土も含めてガーナレス国なのだ。

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