僕の(わたしの)生きる世界１［完］

ステラは海を眺めると突如、風属性を発動させると、生クリームのような海をミハイルの上空に向けて飛ばした。

あまりにも突然で、反応が出来なかったミハイルの美しい髪から全身が、びしょ濡れになった。

「ほら！海って言ったら、やっぱりこうじゃない？水も滴るいい女？」

そう言って笑うステラに、突然とは言え反応が出来なかった自分に腹を立てるミハイルは、それと同時にステラに仕返しを仕掛けた。

ミハイルが本気を出せば、ステラは全然敵わない。

ミハイルは、一瞬でステラを捕まえると…。


そのまま、海へと放り投げた。


まさか、投げるなんて！

呆気にとられたステラは、海に落ちた。

(こ、これは！？)



ステラは、海の中の様子を眺めたあと、水属性と風属性を使い、水面上まで上昇した。